マンホールを開ける為の道具の製作依頼です 02/05/17
写真を見ただけではいったい何なのかわかりませんね。 東京電力株式会社 相模原工務所様からマンホールを開ける道具を作って欲しいという依頼がケイワークスにありました。
マンホールって重い物だと５００キロ位ある物があるそうです。 ５００キロのマンホールを開けられて、ボンネットのあるバンの荷台に載って、出来るだけ軽量で取り回しの楽な物が欲しいと言う事でした。 現在既製品であるそうですがとても大きく重い物だそうです。 まずは形の設計から始まりました。何点か考えましたがなかなか思うような物が思いつきませんでした。
結局考えついた物は以下のような道具でした。 基本的には油圧ジャッキを使ってマンホールを開けようと思っていました。４トン用のジャッキを２コ使って作りました。
材質は３０４ステンレスを使って製作してあります。 ７５ミリ×４５ミリの角パイプでフレームを作ってあります。マンホールをぶら下げる為の支柱は５０ミリの丸パイプで製作してあります。 マンホールの大きさに合わせて左右にアームがスライドする機構にになっています。 光ってる丸パイプは補強の為のパイプですが曲がり方が悩ましいでしょ。機能的な物は美しいです。
左の写真が油圧ジャッキを持ち上げた状態です。
キャスターは左２輪が固定で右２輪が自在キャスターです。
どうですか？ケイワークスではこのような大きい物まで依頼されています。
２６年間物作りに携わってきた経験でいろいろな依頼品を形にしてきました。
これからも皆様の笑顔に会いたくて僕の出来る物作りで頑張っていこうと思います。